加工を終えたワークはバリ取りや寸法検査など、出荷まで作業があります。
そんな作業を機械の上に乗ったままで行うと次の仕事が出来ないので、
基本的には地面に置くか(傷が入らないように対策します)、作業台の上に
置くことになります。
地面に置いて作業をしてもいいのですが、なんせもう腰が・・・
学生時代に登山部で無理をしすぎたせいで常に腰に爆弾を抱えている私は
人体で最も大事な器官は腰だと悟っているので、屈んで作業するのは
まさしく拷問と同じです。
そんな腰爆弾の助けとなるのが作業台なのですが、作業量の増加に伴い
製缶屋さんにお願いして新たに1対作ってもらいました。
モノタロウやアマゾンで売ってないものかと検索してみると
この作業台は「ソーホース」という代物だということを初めて知りました。
世の中ではDIYで欠かせないツールの一つなのだそうです。
ところがこのソーホース、売っているものは非常に弱いのです。
もちろんDIYでご家庭ユーズには全く問題ない耐荷重ですが、鉄工所ユーズには
全く物足りない耐荷重でした。
確かにこれまで使っていたソーホースも「重て~」と思いながら運んでいました
これまでのものも何年か前に鉄のアングルを溶接して作ったものだそうです。
今回はこれまでよりも長く、強く、上に載せる盤木も取り替えやすく、と使い
勝手も意識して図面を書き、プロにお願いして製作しました。
出来上がってきたものは無骨ながらも頑丈そうで、中々良いものが出来ました。
100kgのものなら余裕です。
さて使うか、とソーホースを持ち上げた瞬間
「おっっっっっっも!!」
運ぶだけで腰をやられそうな、でもあちこち運ばないと仕事にならない、
そんな凶悪なものを作ってしまいました。
とにかく作業自体は楽になったので良かったです。
頑丈でデカくて無骨でクソ重ソーホースが欲しい方は販売しますのでご連絡を