2019年の備忘録について

リピート品の加工です

履歴を調べると前回は2019年

コロナ前かぁ、とかウチの長男が2歳かぁとか色々頭を巡ります。

当時の図面を見ると相当苦労した経緯があったようで、

図面の裏に工程や条件が真っ黒に書き込まれていました。

それでも出来上がったのはひっどい出来だったのを覚えています。

お客様の要望は満たしていたのですが納得がいっていなかったのでしょう

あーしたらこれがだめ、こーしたらあれがだめ、と当時の悩みが書かれています

折角頂いたチャンスなので今回は根本から工程を変更してトライしました。

最初から最後まで歪みとの戦いでしたが、精度も美観も前回とは比べ物に

ならないほど良いものが出来ました。

全体を掲載できないので一部ですが、SUSの1500mm削り出しとしては

そこそこ綺麗に出来たのではないでしょうか。

職人みんなが妥協せずにやりとげました。

もし次にまたリピートを頂いた時の為に、また図面の裏に今回の工程を記し、

要改善点を書きました。

何年後かの自分がこれを見て思い出すことを祈ります。

値段は倍くらいかかっとるぞ、と

基礎工事

新しい機械を迎える為の基礎工事です。

機械重量が重いから基礎が必要なのです。

ただ重いから、だけではなく切削の衝撃や軸移動の慣性に耐えうるためにも基礎

工事は必須です。

機械メーカー時代に基礎を疎かにして後悔したユーザーを何社も見ました。

基礎工事をするだけで精度も切削性も精度安定も向上します。

いいことづくめなのですが、いかんせん費用と時間が・・・

今回は1か月半の養生としました。

どうせ据え付け後1年でレベルはぐちゃぐちゃになるのはわかってるけど・・・