先日加工した案件です。
丸パイプの内径加工ですが、いろいろと周りに溶接されているため旋盤加工できず当社に依頼を頂きました。
両端面より精密内径仕上げを実施しました。
図面上は公差が指定されていますが、実際にはオイルカラー組付け時に若干のゆとりが欲しいとのことで公差幅を狭めつつ、少し引き上げました。
200mmを超える大径パイプの内径加工はクランプ・アンクランプだけで歪が発生して公差内に収めるのが厳しい加工です。
まして切削抵抗も大きいため、並みのクランプではワークが飛んで行ってしまいます。
見た目よりも難しい加工ですが、職人がキッチリと要求に応えた加工でお客様に満足して頂きました。