手に持っているのは社内で行っているシカル加工の切粉です。
ちょっとした大根ぐらいあります。
左の、ちょこっと写っているのが通常のフライス加工の切粉です。
どれぐらいエグい大きさかわかっていただけますでしょうか
フライスより早く、深く、歪みも少なく、ごっそり鉄を削るシカル加工の凄さ
問題はこの切粉を出すには相当な熟練の腕が必要ということ。
最近、特にシカル加工、プレーナー加工の新規問い合わせを頂きます。
「頼んでいたシカル屋さんが廃業で・・・」「シカル職人が高齢化で・・・」
といった内容のお見積り依頼が週に2~3件は頂きます。
ありがたい話ですので、対応可能な限り値段等もがんばりますが、
廃業されるシカル屋さんに出している仕事というのが本当に安い価格でされていることが多く、毎度毎度びっくりします。
人件費や材料代、消耗品費まで高騰し続ける現状では対応が難しいケースも多くお断りせざるを得ない事も多々あります。
そんな中で、シカル加工にマシニングセンターでの加工(穴あけなど)が合わさったケースでは上手くマッチングすることが多くあります。
シカル屋からマシニング屋に出していた輸送コストや工程ストップリスク、納期管理の点で当社の “あわせ技” にメリットを見出したお客様がいらっしゃいます。
「価格」は確かに大切な要素ですが、それ以外の大切な要素についてもご相談頂ければと思います。