小さいからといって

最近はアジが楽しいです。

ルアーでアジを釣る「アジング」というやつです。

アジングという言葉が出だしたとき、なんでもingつけりゃええてもんちゃうぞ

と思ったもんです。

まさか自分がこんなにハマるとは思いもよりませんでした。

ほっそい竿にちっさいリールつけて、髪の毛よりほっそい糸にかっるいルアー

ライトタックルとはよく言ったもんで、指一本で持てる軽いセットです

魚のアタリは繊細、、、とはいえちゃんとした道具を揃えれば誰でも釣れます。

ちゃんとした道具さえあれば・・・

マグロのようなビッグゲームの対極にあるアジの釣りですが、そこは相手が魚

という大きな共通項があるわけで、やっていることは何ら変わりません。

何を使えば、どこに投げれば、どうすれば釣れるのかを追求するのは一緒で

こちらの考えがピタッとハマって釣れた一匹は無上の喜びを体現したかのように

手元で暴れまわります。つくづくあー楽し、と声が漏れる大人の夜遊びです

問題は成果物です。問題が起こるのは過程ではなく結果と影響です。

子供を寝かせてから出発し、深夜遅くに帰り、持って帰る成果物はアジ

アジはどこまでいってもアジなのです。

深夜に帰ってくるので、次の日はポンコツです。

父ちゃんは眠い。

子供のスイミングに送り出し、見学フロアで立ったまま寝るくらいに眠いのです

そんなにポンコツになりながらも持って帰ってきたるは只のアジ

嫁に馬鹿にされながらも今夜も風予報アプリとにらめっこです

シカル プレス型の加工

ご近所の溶接を手掛けられている会社さんからプレス型の加工ご依頼です。

長年使われていた型が設計変更により新規で作らなければ、とのことでした。

ご依頼を頂いてからご来社頂き、設備を見て頂きました。

手掛ける業界や使う技能は違えど、同じモノづくりに対する熱い想いをお持ちで

こちらも大変勉強になりました。

弊社ではご希望頂ければ(希望が無くても)いつでも工場内を見て頂けます。

安全靴、写真NG、禁煙 の最低限さえ守って頂ければいつでもご案内します。

ただし、地面に散乱する切粉が靴底にめり込みます。

絶対にめり込みます。

 

シーズン終了しました

一番好きな季節は?と聞かれたら夏!いっぱい遊べるから!と低IQな回答を

していましたが、昨今のあまりの暑さは夏嫌いを選択せざるを得ません。

10月も後半に入り、11月が目の前に来ているというのに未だ半袖生活という

のはさすがに異常ですね。

夏と言えば和歌山キハダマグロを追い続けていますが、黒潮の蛇行に悩まされ

どうにも良い日に巡り合えませんでした。

8月になんとか一本とれたものの、それからは縁が薄く・・・

「いまめっちゃ釣れてる!」というタイミングでは仕事が忙しく行けず。

取引先様にお誘い頂いたタイミングでは「昨日まで良かった」・・・

先日のカツオで今期のキャスティングは終了しました。

まあ釣りとは、自然とは得てしてそんなものです。

反面、仕事は好調をキープしています。

あっちの作業に追われ、こっちの納期が迫ってきている、そんな毎日です。

今夏から来てくれているベトナムの子も順調に仕事を覚えてくれて助かります。

日々いろんなものに追われ、何か忘れているような・・・

あ、HPの更新や。

ということで適当に書いてます。

大型タンク加工

少し前ですが、大型タンクのフランジ加工を行いました。

ご近所さんからのご依頼です。

巨大なSUSタンクの内側に入り込んだ箇所の加工でした。

タンクの固定は製缶屋さんが流石の治具製作。

打ち合わせを重ねていざ加工スタート!と上手くは行かず

芯出しやら加工工具やらトラブルは一杯でしたが、

なんとか加工完了して出荷しました。

お盆の営業と現在の状況について

外の気温は朝でも軽く35度を超え、少し動いただけでシャツの色が一変する

ほどの灼熱の日々が始まりました。

社内も別の意味で熱い状況です。

8月の仕事はかなり一杯。ありがたいことです。

9月のスケジュールもぼちぼち埋まりだすかという嬉しい状況ですが

地域密着も売りにしている以上は近くの取引先様の特急案件にも応えていかねば

なりません。

少しの余力を残しつつ、スケジュールが埋まる悦びと、納期に追われる緊張が

今日も交互に押し寄せてきます。

このクソ暑い中、お盆なんぞどこ行くねんという感じですが法事やら墓参りやら

親戚行事は盛りだくさんのお盆のスケジュールは大体皆さんと同じでしょうか

10日から15日までのお休み、16,17は出勤 となります。

 

画像はとある鉄製品のシカル仕上げ面です。

わかりにくいかもしれませんが、全体に勾配がついており尚且つ平滑に

仕上げました。

更に綺麗に磨いて梱包します。

磨き、バリ取り、ひっくり返して同じ作業、更に防錆、梱包・・・

社内で一番汗だくなのは私です。

 

暑い最中ではありますが

6月後半の梅雨最中にあって本日は中休み的な晴れ間に爽やかな気持ちなど微塵

もなく、うだるような暑さが容赦なく襲ってくる初夏です。

弊社は工場、事務所の全てが冷房完備なので仕事中はそれなりに快適ですが

配達や打ち合わせで外に出ると梅雨も明けていないのにすでに地獄

このままだと7、8月の必要のない外出はもはや危険です。

さて最近はというと周辺では暇や暇やと、暑い陽気と真反対の寒々しい景況

がよく聞かれます。

皆さま口々に仰いますが、実際の現場に伺うとそれなりに動いている感はあり、

本当に暇2割、ちょっと動き悪いかな位が6割、変わらず忙しい2割

といったところでしょうか。

弊社はというと上の6割の中でもちょっとコマシな方かと思います。

なんとかかんとか良い決算を迎え、新しい補助金の話も進み、どうすれば

従業員給与を増やせられるか社長と相談の日々

悩みは多けれど前向きな悩みばかりなのはありがたい限りです。

ただ悩みの種は増えれども、中々花も咲かずに季節は進むばかりで悶々とします

 

季節が進むというか、進みすぎているのか判らないのが海の状況でして

先日お客様と明石のタコ釣りに行きましたが、釣れるのは例年8月くらいの

新子(赤ちゃんタコ)ばかり。水温とタコの成長は直結する話ですから、海の様

相が2カ月ほど先取りになっている感があるか、とおもいきや

和歌山南部では冬の風物詩のトンボ(ビンチョウマグロ)がまだまだいけるとい

うおかしな状況。

昨年は5月GWまで、でしたが今年は5月末でもいっぱい釣れました。

6月末も見えている今もまだまだ釣れています。

マグロ類は季節というよりも黒潮の流れに依存するので南方からの流れも大きく

狂っているのでしょう。

いずれにせよ超近海から遠洋まで、例年通りという言葉が通用しません。

閑話休題

初夏とは言えない気温に暑い暑いと文句を垂れながらも鉄工所はまだ恵まれてい

ます。第一次産業と違って季節の狂いはそれほど景気に直結しませんから。

今日も今日とて終わらない見積と手配の山を尻目にこれを書いています。

暑かろうが寒かろうが目の前の仕事に追われる日々です。

それよりちょっと先の展望は・・・

社長に任せとこっと

 

 

 

フォークリフト導入しました

GWまでが馬鹿みたいに忙しく、何度も諦めようかと思いましたが(それでも

釣りは行ってた)なんとか乗り切りました。

無事に決算を乗り越え、新しい期を迎えました。

第二工場は完全な物置状態ですが事業再構築補助金のスタートが見えてきたおか

げで、どんな機械でどんなシステムを構築してくのか、やっとこさ目標が見えて

きた感じです。

第二工場にはクレーンも無いためこの度フォークリフトをお迎えすることに。

0.9tと軽量のものですが新車です。ピカピカです。

この業界でそこそこやらしてもらってますが、恥ずかしながらフォークの運転

は初、とのことでゆっくりゆっくり運転してます。

こんなに難しいものだとは思いもしませんでした。

多くの現場でフォークを使って荷下ろししてもらいますが、改めて皆さん尊敬

これはね

無理ですわ

 

それは逆に難しいんよ

弊社としては中々こってりとした加工でした。

材料だけで目方1トンを超える各パーツを前加工し、溶接。

溶接後に面引き加工、穴あけ加工と一通りの工程を踏んだ後に一旦組み立て。

組み立てたものを更に加工して最終精度を出していきました。

珍しく弊社のほぼすべての設備を踏んづけていったこのワークが今日無事に出荷

ほっと一息でした。

図面はよく読めば解釈も簡単で、工程構築もそこそこうまくいきましたが

最終の精度出しがクセ強で「ガバガバでええで」というもの

図面上の穴精度公差はH7 つまり決められた穴の大きさに対して

許される誤差は+0.02ミリ程度ですが、それだと組み立てが大変とのことで

追加オーダー「H7部分はガバガバで」

そういうあいまいなのが逆に難しいんよ・・・

仕方ないのでお客様と協議した結果「公差は+0.1~0.2とする」になりました。

それでももっとガバガバ公差がいいならヤスリで削ってください・・・

そしてうちの職人、全ての穴を+0.15であわせてきました。

いや君すごいな

 

しんどい仕事

数ある仕事の中でも私たち鉄工所の仕事のメインは技術職であり

あくまで高度な技能を必要としている、と少しは自負しています。

ところが最近は機械側が賢くなっている為に、本来は数値化が難しいはずの

技能(数値化できるものは技術 とかつて習いました)がデータに置き換え

られています。鉄工所を経営しているものからすると歓迎すべき点は多いの

ですが、言い換えれば新興国をはじめとして基礎的技能を備えていないものでも

簡単に機械加工で稼げるということです。

私たちの使っているマシニングセンターでもバイスに素材をセットし、工具の

加工条件はカタログに全て記載があり、プログラミングは1カ月あれば修得可能

と、敷居は確実に下がっています。

とはいえ効率やコスパを求めたり、単価の良い仕事をするには経験と技能を

持っている会社に軍配が上がるのは当たり前の話で、あくまで「敷居が

低くなった」というだけで誰でも始められるものではないと思います。

豆粒ほどのプライドを持って仕事をしている私たちですが、やっぱり苦手な仕事

といいますか、嫌いな仕事というのはあります。

それはチマチマした加工です。

普段2mとか3mの素材を相手にしているとお目にかかる機械の少ない小径穴

の加工なんて、気合が入るまでに数日を要します。

今回気合を入れて加工したのはM2という小さなタップ加工

普段から小径を加工されている人からしたら大したことねーよと怒られるかも

しれませんが、嫌なもんは嫌なんです。

約1mほどの素材にあれこれ加工を行い、最後の最後に残ったM2タップ加工

少しでも手元が斜めになると折れます。

折れる時の感覚は本当に僅かで、パスタの乾麺を折るより大人しい感覚です

ああいやだいやだ早くおわってくれ と祈りながらタップをねじ込みます。

こんなに集中するのは今年に入って2回目、子供の耳掃除以来か

圧倒的な集中力の結果、なんとか終わった時に呼吸を忘れていることに

気付き、ふ~~っと溜息、深呼吸

加工品1枚につき2穴

あと7枚・・・うそでしょ・・・